乳歯の抜歯、正しい順番とケア方法
皆さん、こんにちは。尾道市因島の岡野おとなこども歯科クリニックです。
お子様の乳歯が抜ける時期になると、「このまま自然に抜けるのを待っていいのか」「抜歯が必要なのか」と悩まれる親御様も多いのではないでしょうか。乳歯は永久歯が正しく生えてくるための大切な役割を担っており、適切なタイミングと方法で抜けることが重要です。本コラムでは、乳歯が抜ける正しい順番、抜歯が必要となるケース、抜歯を避けるためのケア方法について詳しく解説します。
乳歯が抜ける順番
乳歯は通常、生えた順番に従って自然に抜けていきます。一般的には以下の順番で抜けていくことが多いです。
下の前歯(中切歯):5〜7歳ごろ
上の前歯(中切歯):6〜8歳ごろ
側切歯(前歯の隣):7〜9歳ごろ
第一乳臼歯(奥歯):9〜11歳ごろ
犬歯(糸切り歯):10〜12歳ごろ
第二乳臼歯(奥歯):10〜12歳ごろ
これらの時期は個人差がありますが、一般的にこの順番で抜けていきます。もし大きくずれたり、片方だけ抜けるのが遅れたりするような場合は、歯科医院で相談するとよいでしょう。
乳歯の抜歯が必要になるケース
1. 適切な時期を迎えても自然に脱落しない場合
通常、乳歯は永久歯が下から生えてくることにより自然に押し出されて抜けます。しかし、永久歯が生えてきても乳歯が抜けない場合、乳歯が残ったまま永久歯が横や後ろにずれて生えてしまい、歯並びに影響を及ぼすことがあります。このような場合は、歯科医院で乳歯の抜歯が必要となることがあります。
また、乳歯が揺れているにもかかわらずなかなか抜けない場合も、無理に抜こうとすると歯茎を傷つける可能性があるため、歯科医院での診察をおすすめします。
2. 乳歯が重度の虫歯になった場合
乳歯が重度の虫歯になり、痛みが強くなったり、根の先に炎症を起こしてしまったりした場合は、抜歯が必要になることがあります。特に、根の先に膿がたまる「根尖病巣(こんせんびょうそう)」ができてしまうと、永久歯の発育にも悪影響を及ぼす可能性があります。
さらに、虫歯が進行しすぎると、歯が欠けてしまい正常に抜歯できなくなることもあります。こうなる前に、定期的に歯科検診を受けることが重要です。
乳歯の抜歯を避けるためのケア方法
乳歯の健康を保つことで、早期の抜歯を避けることができます。以下のケアを心がけましょう。
正しい歯磨き習慣
毎日の歯磨きを徹底する正しい歯磨き習慣を身につけることが最も重要です。特に、仕上げ磨きを小学校低学年頃まで続けることで、虫歯の予防につながります。
フッ素で歯を強くする
フッ素塗布を活用するフッ素には歯を強くする働きがあります。歯科医院でのフッ素塗布や、フッ素入りの歯磨き粉を使用することで、虫歯のリスクを軽減できます。
規則正しい食生活
規則正しい食生活を意識する甘いお菓子やジュースを控え、糖分の摂取を適度にすることで、虫歯を予防できます。特に、寝る前の飲食は避けるようにしましょう。
定期検診
定期的に歯科検診を受ける乳歯の状態を定期的に確認することで、問題が早期に発見でき、適切なケアを行えます。特に3〜6ヶ月に一度の歯科検診が推奨されます。
適切な噛み合わせの維持
適切な噛み合わせを維持する乳歯が抜けるタイミングが早すぎたり、噛み合わせに異常があったりすると、永久歯の歯並びに影響を及ぼすことがあります。気になる場合は、早めに歯科医院で相談しましょう。
まとめ

乳歯は永久歯の健康に大きく影響を与えるため、正しい順番で自然に抜けることが理想です。しかし、適切な時期を迎えても抜けない場合や、重度の虫歯が進行した場合は、抜歯が必要になることもあります。
早期の抜歯を避けるためには、毎日の歯磨き習慣、フッ素の活用、規則正しい食生活、定期的な歯科検診が重要です。お子様の歯を健康に保つために、日々のケアをしっかり行いましょう。
乳歯や永久歯の生え変わりについて気になることがあれば、お気軽に当院までご相談ください。