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お口ぽかんが歯並びを悪くする?お子さまの悪習慣について

こどもがお口をポカーンと開けている姿は、「無邪気」とか「愛くるしい」といった印象を受けますよね。それがたまに見られる仕草なら大きな問題にはならないのですが、常態化している場合は要注意です。今回はそんなお口ぽかんを始めとしたお子さまの悪習癖が歯並びに与える影響についてわかりやすく解説します。

 

 

お口ぽかんによる悪影響

お口ぽかんが習慣化していると、次に挙げるような悪影響が生じます。

出っ歯になる

お口ぽかんは、お口周りの筋肉が弛緩している状態であり、前歯に適切な圧力がかからなくなります。その結果、上の前歯が前方に傾けば出っ歯に、上下の前歯が両方とも前に倒れたら上下顎前突を引き起こします。安静時に口を閉じているということは、それだけで歯列に良い影響をもたらしているのです。

顎の骨の成長が遅れる

お口ぽかんによって口腔周囲筋の働きが弱くなると、顎の骨の成長が遅くなります。顎骨が十分に発育しなくなり、スペースを招くことによって乱ぐい歯や出っ歯など、さまざまな歯並び・噛み合わせの異常まで引き起こすことになります。

虫歯や歯周病のリスクが上がる

お口ぽかんのお子さまの多くは、口で呼吸をしています。呼気と吸気が口腔を経由するため、お口の中が乾燥し、唾液による自浄作用が抗菌作用、殺菌作用などが働きにくくなります。そうすると虫歯菌や歯周病菌が元気になってしまうのです。ちなみに口呼吸は、風邪やインフルエンザなどの感染症リスクも増大させます。

その他の注意すべき悪習慣

こどもの歯並び・噛み合わせを悪くする習慣としては、その他にも指しゃぶりや爪を噛む癖(咬爪癖)、舌を前に突き出す癖(舌突出癖)などが挙げられます。こうした悪習慣が長く続くようであれば、広島県尾道市の岡野おとなこども歯科クリニックまでご相談ください。歯医者さんでは歯並びを悪くする習癖の治療にも対応しています。

 

 

まとめ

今回は、お口ぽかんがこどもの歯並びに与える影響について解説しました。見た目とは異なり、お子さまのお口の発育に深刻な悪影響を与え得る習癖なので、お口ぽかんが見られる場合は適切な時期に改善するよう努めてください。

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