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こどもの歯ががたがた(叢生)原因と矯正治療について

日本人によく見られるがたがたの歯並びを叢生(そうせい)といいます。れっきとした歯並びの異常であり、放置するとさまざまなトラブルを引き起こすため、適切な時期に矯正を受けた方が良いといえます。とくにこどもの歯のがたがたは、矯正を始める時期が重要となります。今回はそんなこどものがたがたの歯並び(叢生)について、尾道市因島の岡野おとなこども歯科クリニックがわかりやすく解説します。

 

がたがたの歯並びについて

がたがたの歯並びとは?

1本1本の歯が別々の方向を向いている歯並びで、一般的には乱ぐい歯とも呼ばれます。上下の歯でしっかり噛むことができないだけでなく、歯磨きしにくいことから、虫歯リスクが極めて高い歯並びといえます。

がたがたの歯並びの原因

がたがたの歯並びは、スペース不足が原因であることが多いです。顎の骨が小さいため、乳歯であれば20本、永久歯であれば28本の歯をきれいに並べることができずにがたがたとなります。ただ、乳歯列に関してはそもそも歯が少なく、サイズも小さいことからがたがたの歯並びになりにくいといえますし、ある時期を迎えると永久歯へと生え変わるため、それほど心配する必要はないといえます。

一方、永久歯に生え変わった後のがたがたの歯並びは、適切な時期に対処した方が良いといえます。もしかしたらその背景に、乳歯が残り続けたり、過剰な歯が生えていたりするなどの異常が潜んでいるかもしれないからです。

こどものがたがたの歯並びの矯正治療

こどものがたがたの歯並びは、床矯正装置や筋機能装置、MFT(口腔筋機能療法)などで改善できることが多いです。これらは顎やお口周りの筋肉の発育を正常に促す効果があるため、がたがた歯並びの根本的な原因であるスペース不足を解消できます。もうすでに顎の成長が終わりに近づいているケースでは、マルチブラケット装置やマウスピース型矯正装置を使った歯列矯正でがたがたの歯並びをきれいに整えます。

まとめ

今回は、こどものがたがたの歯並びの原因と矯正治療の方法について、尾道市因島の岡野おとなこども歯科クリニックが解説しました。こどものがたがたの歯並びは、小児矯正を行うことで抜歯を回避しやすくなります。骨格的な異常が改善されれば、矯正後の後戻りも起こりにくくなることでしょう。

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